和ゆらり …「大人のための和ークショップ」〜わたしだけの贅沢時間〜


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第壱回 和の香りでゆらり

5月17日に開催された第1回和ークショップ、『和ゆらり』

香司(こうし)の今井麻美子(いまいまみこ)さんをおむかえし、自分だけのオリジナルの香りの調合による、匂い袋と文香(ふみこう)をつくりました。

香司とは、お線香、練香(ねりこう)や匂い袋など、さまざまな香りの調香や仕上げをするとともに、香原料などについての知識を伝える方のことをいいます。












会場は文京区音羽のギャラリー、「音羽画廊」。

和ークショップが開かれる2階へ進むと、わたしたちをむかえてくれたのは立派なお茶室でした。 室内には、今井さんがこの日のために調香された和の香り。

和ークショップの前半は、今井さんが歴史上の香りを実際に調香されたことや、現在の香木事情のお話などを交えつつ、和の香りの歴史についてのお話を伺いました。




お茶と和菓子でひと息ついた後、いざ調香!

これから使う香原料についてお話を伺いつつ、白檀(びゃくだん)や龍脳(りゅうのう)など十種類を超える香原料を用いて、それぞれ自分だけの香りづくりを、一時間半ほどかけてじっくり楽しみました。

香原料は、大きくわけて二種類。参加者全員が使用する基本の香原料と、好みで交ぜる香原料がありました。まず基本の香原料を調香。みんな同じものを使用したにもかかわらず、少しずつ分量が違うだけでそれぞれ違った香りがしたのはとても不思議。

好みの香原料を加え、さらにさまざまなオリジナルの香りができあがっていきました。

和—クショップが終わる頃には、やわらいだ気持ちになり、できあがった匂い袋と文香を前に参加されたみなさんの顔もほころんでいました。

写真 ◎ 柳 雄大/レポート ◎ mio